

加齢とともに増えるのが、シミ。
特に我々更年期を迎える年頃になると、明るい光の中で鏡の前での我がご尊顔に嫌気がさします。特に就寝前のノーメイク状態。あのお笑い芸人ではないけれど、「私、顔捨てたろかな?w」と思う今日この頃。
そんな中流れるあのCM。
そう、「シミにはケシミン」
「えっ?シミって塗り薬をつけていれば消えるの?」
「レーザーなんていらないじゃん?」
そう期待を持った淑女もいることでしょう?
結論から言います。
一度出来たシミは塗り薬では絶対消えません!
薄くなった気がする… 程度です。
完全に消すには美容外科のお世話になるしかないのです。
ケシミンなどの軟膏はシミができる前に、シミができることに対して抵抗するものなんです!
つまり、あれはこれからBBAの入り口をノックする、若くてケアの充実した時代に生まれたラッキーガール(古っ)たちが塗るもの。
もちろん、もう充分シミで来てるけどこれ以上濃くなるのは勘弁!って人には有効かも。
シミが出来るメカニズムをもう一度おさらい!
①肌に紫外線を浴びる。(肌老化の原因の約65%が紫外線です)
↓
②メラノサイトにメラニン色素がつくられ、肌を守ろうとする
(俗に言う『日焼け』)
↓
③つくられたメラニンは時間が経つと剥がれ落ちる。
(元の肌色に戻る)
この一連のサイクルをターンオーバーといいます。
このターンオーバーを長年繰り返していると、メラノサイトが増加し
表皮が厚くなりシミとなってしまうのです。
このターンオーバーの周期は約4週間(28日間)くらいが適正といわれています。
この周期が早くなっても、遅くなってもダメで、この乱れこそが
シミを出来やすくしてしまう要因となります。
ターンオーバーの周期の乱れの原因とは?
遅くなる要因 | 加齢 |
早くなる要因 | 日焼け・肌荒れ・過度な洗顔(クレンジング) |
日焼け・肌荒れ・過度な洗顔(クレンジング)は肌が傷つくと、早く回復しようとする働きがあるからです。
この他にも周期の乱れの原因としては
睡眠不足・食生活の乱れ・運動不足などが挙げられます。
つまり加齢や遺伝的な肌質は、もうどうすることが出来ないとしても、
それ以外は自分の努力次第でケアできるのです。
ターンオーバーの周期の乱れを正すには…
- 6時間以上の十分な睡眠を毎日とる。
- 週1〜2回のピーリング。(※やりすぎ厳禁)
- セラミド配合のアイテムで保湿。
- 適度な運動で血流を促進させる。(※喫煙はダメ)
- バランスの良い食生活
以上を心がけるようにしましょう!
ではケシミンクリームの効能って何?
まずはあのケシミンクリームの箱に書いてある効能の欄には以下のように書かれています。
つまり、ケシミンはシミを消す薬ではなく、シミやそばかすの原因となる「メラニンの生成を抑える」ためのものなのです。メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ。肌あれ。あれ性。あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ。
皮ふをすこやかに保つ。肌を整える。皮ふにうるおいを与える。日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ。肌をひきしめる。
ケシミンの主な成分は3つ
- ビタミンC誘導体…メラニンの生成を抑制する成分。
- トコフェロール…お肌の酸化を防ぎ血行を促進する成分。
- アルブチン…美白を促す成分で、メラニンの生成も抑制する成分。
その他にも保湿効果のある成分も含まれています。
以上からケシミンはあくまでもシミ対策のクリーム。
シミを作りたくない場所に、シミができる前に、マメに塗る習慣をつければシミを防ぐことができるんでしょう!
しかしながら、もし塗り続けた場所に将来シミができなかったとしても、それがケシミンの効果と思えるかどうかは
あなた次第です!!
普通のケシミン(女性用?)とメンズケシミンは成分がどう違う?
一見メンズケシミンのほうが、成分が濃くて効き目が強いイメージがありますよね?
これはネットで調査してみましたが、あまり成分自体に違いはなく、マーケティング戦略として、男性でも買いやすいパッケージデザインしたり、男性が好みそうな香りを配合しただけのようです。